ふるさとだより

お手当(1)

2012/11/02

病気や痛みがあるとき、一番最初に頼るのは「薬」ですか?素早い効果があるのでホッと楽になって、また具合が悪くなったら薬を飲めばいいと考えている人が多いと思いますが、この薬は身体の中に少しずつゆっくり溜まっていくと言われています。身体の中にたまった薬を解毒するのが肝臓と腎臓の役割ですが、薬は化学物質のため、完全解毒が難しいようで、現代病の原因の多くが肝腎の疲労にあり、薬に頼るほど病気は治りにくく、免疫力は下がっていくようです。薬をやめれば病気は治るという人もいるほどです。  お手当の素晴らしい点は、たいてい台所にある自然の食材で「免疫力」を活性化させ、自然治癒力を引き出してくれる点にあります。マイルドな作用で身体に負担がないのに、意外と効果があるのが嬉しいです。あくまで食べ物ですから副作用の心配はありません。

★冷え症には梅醤番茶★用意するもの・・・中くらいの梅干1個とお醤油に生姜、そして番茶。まず梅干の種を取って細かく潰して、お醤油  を小さじ1杯、そこにアツアツの番茶を注いで、生姜汁を数滴たらせばできあがり!  これは朝起きてすぐか、食前の空腹時に飲むといいです。私は冷え症ではないのでわかりませんが、3週間ほど続けたらほんとうに治っちゃうといいますよ。(番茶はできれば3年番茶)

月次祭

2012/11/01

今日から11月。毎月一日は月次祭で、年長児のみが参列して、大宝八幡宮の拝殿にきちんと正座をしている年長さんたちです。御祈祷中、祝詞奏上の時は平伏し、玉串奉奠の時は起立して、代表の人達に合わせて、二拝二拍手一拝もできています。

私は学生時代、伊勢で過ごしましたが、内宮の月次祭(毎月17日)早朝には、必ず寮生全員で参列したものです。雨天の日でも、五十鈴川の手水所からは、傘をささずに参道を歩くのです。(だから今、雨が降っても早朝ジョグをしているのは、あの時のずぶぬれになった経験のお蔭かも・・・。)

静かにしなければならない時には静かにするという、メリハリができていると、初めて子ども達と参列して感心してしまいました。(拝殿までの行き帰りはとても賑やかな子ども達でした。)

そして、正式参拝がいつもよりも少し早めに終わったので、市の文化祭の菊花展の菊が参道に飾られているので、一部を見てから園に戻りました。

まだ咲き始めのものが多く、見頃はこれからです。子ども達は口々に「わーっ!きれ~い!」と連発。この感動することが日常にあると感性が育っていくんですね。

空腹は健康にとって大事なこと

2012/10/31

私は昔から大食漢の方で、中学時代などは大きめのお茶碗に1食3~4杯は食べていました。育ちざかりでもあったので、体重も身長もその当時が一番増えました。2~3年前までは、たくさん食べる人の方が元気だと思い込んでいました。しかし、私の周りでも小食で凄く丈夫な人もいます。それで、ちょっと考えるようになりました。父母や祖父母からは、昔はいつもお腹いっぱいは食べられず、ひもじい思いをしていた。というようなことをよく聞きました。しかし、昔の人は今ほど病気にならなかったような気がします。農薬や添加物があまり使われていなかったということもあるかも知れませんが・・・。着るものも、木綿や麻が多かったですしね。

2010年8月に起こった南米チリ鉱山の落盤事故で閉じ込められてしまった人たちの一人あたりの3日分の食料は僅かに、ツナやサーモンの缶詰スプーン2杯、ミルク2分の1カップ、クラッカー2分の1枚だったそうです。しかし、たったこれだけで17日間も生き抜いて奇跡の生還を果たしたのです。映像ではとても元気そうでしたよね。

現在の栄養学は、ドイツの生理学者カール・フォン・フォイトの提唱した理論だそうです。彼は肉食礼賛主義者で、動物蛋白を勧め、炭水化物を控えるように勧めたと言います。また成人1日当たりの必要なたんぱく質が48gと知っていながら2.5倍に膨らませて118g摂れと勧告しました。それ以来“食原病”の病人がたくさん出始めたと言います。 ちなみにフォイトの栄養学を信じ込んだ俳人の正岡子規は、チリの作業員33人が17日間で食べた量をなんと毎日一人で食べていたとか・・・。脊髄カリエスという重い病気ではありましたが35歳で没しいます。

アメリカの近年の栄養学者は、世界一すばらしい食事は、室町・江戸時代の日本食だと言っているそうです。その元になったのが、以前ブログにも書きましたが、キリスト教の布教活動をしたフランシスコ・ザビエルが書き残した書物で、そこには、「日本人は、自分たちが飼っている家畜は屠殺することはせず、また食べることもしない。彼らは時々魚を食膳に出し米を食べるがそれも少量である。ただし彼らの食べる野菜は豊富にあり、また僅かではあるが色々な果物もある。それでいてこの土地の人は不思議なほど達者で、非常に高齢に達する人も多数いる。従って、腹が一杯にならなくても私たちの体質は、ごく少しの食物によって充分に健康を保つことができる。」ということを日本人によって教えられたというのです。  室町時代とは言わずとも、せめて昭和30年代ごろのちょっとひもじいぐらいの食事が健康を保つというのだと思います。  せめて空腹感を味わってから食事をすることですね。又は空腹になるように体を動かすことです。

現代はとても病気の人が多いです。確かに、暴飲暴食・喫煙・添加物・夜食…などは悪いというのは常識ですよね。空腹健康法という言葉を最近知ったのですが、昭和20年以前の日本人はむやみに食べなかったというのは頷けます。いつもひもじい思いをしていた・・と言うのは祖父や父から聞いていました。又、祖母からは朝食の前に必ず排便をするように習慣づけてくれていました。赤ちゃんが生まれる時の産声はお腹の中にいる間に

授乳にかかわる問題(その2)

2012/10/30

完全が少し足りないかな?と思ったら、混合栄養にしてしまいがちですが、そんな時ちょっと待ってください。

母の乳頭からの飲み方は、胎内にいた時から練習していたやり方なのだそうです。赤ちゃんは乳頭を舌の上にのせ、舌を丸めて乳頭をくるむようにします。お乳は乳房の奥から湧いてくるので吸い取る必要はありません。湧き出る圧力を利用して乳頭を少し押すようにして飲むのだそうです。また、ゴム乳首の場合は私たち大人がストローで液体を吸う時と同じで、唇と上顎を使う飲み方です。赤ちゃんは下唇と舌を使ってゴム乳首を上顎と舌の間に固定します。ビンの中身は自然には出てこないので、赤ちゃんは口の中を陰圧にしてビンの中身を吸い取らなければならないようです。

このように、母の乳頭の時とゴム乳首の時とでは飲み方が全く違うのですが、問題はゴム乳首の方が赤ちゃんにとっては吸いやすいという点です。混合にしてしまうと、どうしても母乳の飲み方が下手になっていきます。ここに問題が発生すると言われています。

つまり、“混合栄養にする”のは、“母乳をやめる”ことにつながるので、少しぐらい母乳が不足しても、母も子も辛抱することが大切なのかもしれません。だから、母乳で育てている赤ちゃんに、果汁など母乳以外のものを与える時、哺乳ビンは使わずに、スプーンで与えるようにした方がいいのです。搾乳したものもスプーンで与えるといいのです。

授乳にかかわる問題

2012/10/29

タイトルについてはいくつも問題がありますが、そのひとつについて、小児科のお医者さんのお話を紹介します。

≪赤ちゃんが“ああ、お腹がいっぱいになった”という気持ち、つまり満腹感は、単に胃袋がお乳でいっぱいになっただけでは起こらないのだそうです。胃袋がお乳でいっぱいになると同時に、お乳を一生懸命に吸啜(きゅうてつ)したことによるホッペの筋肉の疲労がないと、赤ちゃんは満腹にになった気がしないそうです。粉ミルクで育てる場合、使っているゴム乳首の孔が大きいと、赤ちゃんはそれほど強く吸わなくてもお乳はどんどん出てきます。そうすると赤ちゃんの胃袋はもう一杯になっているのに、ホッペの筋肉はまだつかれていないという状態が生じます。このような時、赤ちゃんは実際にはもう満腹になっているのに、口だけはまだお乳を吸う動作を続けるものなのだそうです。

赤ちゃんのお腹の中は見えないので、満腹かどうかはわかりません。そこへ赤ちゃんがお乳をまだ吸いたいような動作をしていると、私達は赤ちゃんのお腹はまだいっぱいになっていないのだと思い、ついつい必要以上に飲ませてしまうことになります。

しかし太り過ぎは、将来の肥満につながる恐れがあり、しかも成長期の肥満は後になって何かと厄介な問題を引き起こしますから、厳重な注意が必要だということです。さらに、ゴム乳首の孔が大きいと赤ちゃんは努力しなくても楽にお乳が飲めます。これは「食物を手に入れるには大変な苦労が必要なのだ」という、あらゆる動物の生存に基本的に必要な心構えを創る機会を失わせることになり、その赤ちゃんは将来無気力な人間にもなると言われているようです。肥満にしても、無気力にしてもいずれも重大なことなので、粉ミルクで育てるときは、乳首の孔は一番小さいのを使いましょう。≫   ということです。