ふるさとだより

今日の気づき

2013/01/24

数日前、「ネットで見たのですが、花さき山の楽譜を頂けますか?」との電話が入りました。だいぶ以前のブログで、『花さき山』という大ベストセラーの絵本にあわせた歌が作られていて、その楽譜を持っていますでご希望の方はお申し出ください。…としたんだと思います。今までに数名の方から問い合わせがあり、FAXにて送信させていただきました。ところが、いずれも学校の先生方だったのですが、受け取ったという電話すら入らず、とても寂しい気持ちになったものでした。『花さき山』の絵本を読んであげても、歌を歌ってもそんな心無い人に、子ども達の教育ができるのだろうか?とも思いました。 そこで、今回の方には「学校の先生ですか?」と伺ったところ、そうではないとの答えでした。定年を過ぎた方のようでしたが、絵本に感動し、いろいろと検索して行ったら、以前書いたブログにヒットしたということでした。

もちろんFAXして差し上げたところ、即、お礼の電話がはいりました。のみならず、本日、(松本の方でした)上高地の素敵な山並みの写真入りハガキで礼状を下さったのです。“大宝保育園の皆さんの心の中に、美しい花が一杯咲いていると思います。”などの温かいメッセージを添えて・・・。以前の経験から、一瞬でも疑ってしまったことを恥じ、今後は一期一会のつもりで、花さき山の花のように、一花一花咲かせていかなければ・・・と感じた日でした。

文化財防火デー

2013/01/23

 去る27日(日)は文化財予防デーでしたので、大宝八幡宮拝殿前で、発煙筒を焚いて実際に放水をする訓練がありました。まだ雪が残る寒い日でしたので、より緊張感が漂うものでした。日曜日だったので、見学者も多かったですが、消防士のみならず、写真のように大勢の消防団の方々が参加していました。市内の消防団の方々はボランティアで火災発生とともに夜昼かまわず出動するわけですから、本当に頭が下がります。火の元には十分気を付けなければ・・・と思い直した日でした。

人の役に立つ

2013/01/22

中嶌武夫氏(ナカリングループ代表、メルセデス・ベンツ中央会長)が「松下幸之助氏から教わった商売の神髄」
で以下の文があったので、紹介します。

≪・・(中略)・・しばらくして(バイク販売の)事業も軌道に乗り始めたんですが、しかし私にはどうしても納得できないことがあったんです。
私の実家は農家だったと申しましたが、農民は春、田んぼに稲を植え、それを育てるために夏は汗びっしょりになって草引きをする。
そして八十八の手を尽くして秋に米になり、それを収穫してお金に換える。
そういう血と汗との結晶があるんですよね。
 ところが、商売の世界に入ってみて全然違っていたのはですね。例えば百円で仕入れた物を百三十円で売る。
当たり前のことですよね。でも私はその三十円に、どれだけの血と汗の結晶があるのかと思うんです。
何とも納得のいかなかった私は、松下幸之助さんが講演に見えた時に「こんなことが罷り通っていいのですか」と質問をしたんです。
【記者:それで、松下さんは何と?】
笑いながらね、「あんた、それは違うよ」と。
「お客様はね、あなたが勧めた自転車を、自分で有効に使われて事業などに役立てておられる。
 ものを欲しがっているお客様にその商品を届ける。
 嫌がっているものを押し付けるわけでは決してなく、 お客様に喜びを差し上げている。
 商売とはそういうもんです。
 学校の先生であれ、商人であれ、人様のお役に立つこと、それが社会に貢献するということなんだ」と。
それを聞いて、胸の支えがスッと取れたように思いました。
お金儲けというのは、儲けよう儲けようとしてするものじゃない。
お客様に喜んでいただくことによって、その代わりに給付を受け取り、それが会社の利益にも繋がってくると。
 *中嶌氏の信條
1、人間の両親は宇宙の大霊に直結する
2、心に強く念じ続けた映像は必ず具現化する
3、幸、不幸は我が心にあり    ≫      

ならぬことはならぬものです

2013/01/21

今年のNHK大河ドラマ「八重桜」は、同志社大学を創建した新島襄の妻、八重の生涯を描いたものですが、八重が会津藩出身であることから、会津藩の厳しい掟が今、脚光を浴びています。

「ならぬことはならぬものです」ー人材育成を重んじた会津藩で、藩士の子弟にたたき込まれた「什(じゅう)の掟」。会津藩校“日新館”の心得で、人の道にそむくようなことは決してしてはいけない。ダメなことはダメ、理屈ではないのだ、という教えです。

同じ町に住む6歳~9歳までの藩士の子ども達は、10人前後で集まりを作っていて、この集りのことを会津藩では「什」と呼び、そのうちの年長者が1人什長(座長)となったと言います。毎日順番に、什の仲間のいずれかの家に集まり、什長が掟を一つ一つみんなに申し聞かせ、全て終えると、昨日から今日にかけて掟に背いた者がいなかったかどうかの反省会を行ったと言います。

1、年長者(としうえのひと)の言うことに背いてはなりませぬ。   1.年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。                         

1、嘘言(うそ)を言うことはなりませぬ。                1.卑怯な振舞をしてはなりませぬ。

1.弱い者をいぢめてはなりませぬ。                  1.戸外で物を食べてはなりませぬ。  

ならぬことはならぬものです。     

  こういうことを一人一人が守っていけばいいのでしょうが、まずはお手本となる大人の意識が大事ですね。      

言霊

2013/01/18

 大好きな犬のエルフィ。エルフィと男の子(ぼく)は一緒に大きくなり、ずっと一緒に過ごしました。エルフィは、ボクよりも大きくなり、次第に老い死期が近づきます。その様子を見たボクは寝る前に必ず「ずーっと、大好きだよ」と言ってあげます。その後エルフィは死に、ボクも家族も悲しみました。兄さんや妹もエルフィが好きで悲しみましたがが、毎晩「ずーっと、大好きだよ」と言っていたボクは幾分か気持ちが楽でした。ボクは今後何を飼っても、「ずーっと 大好きだよ」と言おうと心に決めたのでした。

・・・と、こんなお話です。同じ好きでも、声に出して気持ちを伝え続けることにより、心の交流や信頼関係の深化が図られる・・・と言うことが読み取れるのではないでしょうか。心の中で思っているだけでは相手に伝わりません。“声に出して気持ちを伝える”という行動は、日本古来から≪言霊≫という言い方をしてきました。辞典に言霊とは「言葉に宿ると信じられた霊力。発せられた言葉の内容通りの状態を実現する力があると信じられていた」とあるのです。

「大好き」の言葉かけはいっぱい浴びせたいですね。