ふるさとだより

面倒だからする

2013/04/11

ノートルダム清心学園理事長 渡辺和子氏の心に響く記事があったので、紹介します。        

【人間の進むべき道というようなことは、難しくてよくわかりませんけれども、とにかくまずは自信を取り戻すことですね。しかもそれは正しい意味での、人間しか持たないぬくもり、優しさ、強さであり、自分と闘うことができ、自分の欲望にブレーキをかけることができるということへの信頼です。

例えば、私はいま学生たちに、「面倒だからしましょうね」っていうことを言ってるんです。

面倒だからする。そういう心を学生たちはちゃんと持っています。それは強さだと思うんです。

そういう、人間にだけ神様がくださった、神の似姿としてつくられた、人間にのみ授けられた人間の優しさと強さ。かけがえのない、常に神様に愛されている自分としての自信。

そういうものを取り戻して生きていかないと、科学技術の発達するままのこれからの時代に、
人間の本当の姿が失われてしまうのではないかと思います。

いまの学生たちは、ポーチの中にお化粧道具をいっぱい持っています。

だから彼女たちには、お金をかけてエステに通ったり、整形手術を受ければ綺麗にはなるけれど、
美しくなるためには、面倒なことをしないとだめなのよ、と言っているのです。

自分が座った椅子は元どおりに入れて立ちましょうね。
落ちている紙屑は拾いましょう。
洗面台で自分が落とした髪の毛は取って出ましょう。
お礼状はすぐに書きましょう……というように、
なるべく具体的な行動の形で示してやります。

「ああ、面倒くさい、よそう」と思わないで、「ああ、面倒くさいと思ったらしましょうね」と言うと
学生も、何か変な標語のようだなと思いながらも、覚えていってくれるみたいです。

「人はある程度の年を取ったら、それ以上綺麗にはならないけれど、 より美しくなることはできます。

 その美しさというのは、中から輝いて出るものだから、 自分と闘わないと得られません。 お金では買えないのよ」ということを言うと、「ああ、シスター、顔の化粧ではなくて、 心の化粧なんですね」と言ってくれます。】

草は宝物

2013/04/10

 これは作物ではありません。草マルチです。3月初めにこの園庭の畑に、生ごみを子ども達と投入しましたが、全部分解していたので、まもなく夏野菜を植える準備を昨日したところです。つまり、土が乾かないように草を乗せました。

生ごみ先生の吉田俊道さん曰く、土がバッテリーなら“草”は太陽光発電装置で、次のような利点があると言います。①太陽エネルギーを自分の葉や根に毎日貯蔵し続け、枯れたら土の生き物たちの餌になり、腐植になり、野菜に利用される。②微生物、小動物が多様化するので、病虫害を抑える。③自力で生きる草は、野菜よりも強力に土中のミネラルなどを溶かして吸収している。それが葉先から漏れ出て(リーチング)周囲の野菜に可吸態ミネラルを供給することになる。④自生した草は、その場所の土づくりに最適の材料。⑤草の根が微生物と一緒に地中深く入っていく⇒土が深くなる。・・・なのだそうです。まさに草は宝物です。 

ドラゴン亭オープンしました!

2013/04/09

 お誕生会は、前年度まで誕生児の保護者を招待して、会食していました。が、今年度は子どもとの会食をなくし、ドラゴン亭で大人だけで会食をすることにしました。

今月は今日と17日の2回。定員は4名ですが、初回の今日は2名でのスタートとなりました。12時~13時で、比較的ゆっくりと会話ができました。普段なかなか保護者と落ち着いて話す機会がないので、大切な時間にしていきたいです。多少遅れても支障ありませんから、年に1度いらしてみてはいかがでしょう。是非お待ちしております。

無農薬の元気野菜を作る為に                

2013/04/08

去る6日の午後と7日の午前中、佐世保の吉田俊道氏の農場と隣接したセミナーハウス(古民家)でこのタイトルを追求すべくセミナーが実施されました。実際農業にたずさわっている方々のみならず、私のように保育園や幼稚園にたずさわる人、高校や大学の教師、病院の栄養士さん、市や県の職員の方など様々な方が参加しました。

生ごみを使った有機農業、窒素分を入れない炭素循環農法、草だけで何も入れないテラブレタ農法・・・・どれも化学肥料は一切使わず、畑に植えられた、ホウレンソウやカブ等の葉っぱをその場でシャキシャキ食べて、その甘くておいしいこと!いくらでもそのまま食べられてしまうんですから、それだけで感動でした。

生ごみ堆肥に使う、EMぼかしを実際作る実演もあったのですが、竹の粉やセラCを添加するなど、様々な細かい点も教えて頂きました。また草を大いに活用することや、酸性雨の後は灰を撒くといいとか(この民家は薪風呂なので、そこでできた灰もすべて大切に使っています)、どんな草が生えているかで、その土の浄化の状態が分かるなど・・・・驚きのことばかりでした。しかし、専門用語が時折出るので、理解できないところもありましたが、周りの皆さんとても親切に教えて下さるので、本当に有意義に過ごすことができました。

長崎と言えども佐世保の標高の高いところで、思ったよりもずっと寒く、7日の午前中は小雨が降ったり、時折晴れたり、そうかと思うと雹(ひょう)が降ってきたり、とても荒れた天気でした。荒れた天気は全国に及び、帰りの便が1時間も遅れましたが、その日の内に帰れてよかったです。

この研修は、あと2回(5月と8月)実施予定ですが、虫の付かない元気野菜が作れるように、学んでいきたいと思います。

今年度の課題

2013/04/05

去る2月14日に、長崎県佐世保在住の生ゴミ先生こと吉田俊道先生の講演会はまだ記憶に新しく、食についての目からうろこのお話が満載だったのを思い出されることでしょう。元気野菜は土づくりが大事です。子ども達にとって、農薬を使わない野菜を食べることは、丈夫な体を作る為には必然のことになります。当園でも、生ごみとEMボカシで土づくりをしていますが、野菜作りまではまだまだです。今年は、吉田先生が佐世保で15名を限定に≪生ごみリサイクル元気野菜作り指導者研修会≫を一泊二日コースとワンデイコースを4月・5月8月の3回実施する計画を立ててくださいました。そこで、遠方者のための一泊二日コースに申し込み、いよいよ明日早朝出かけます。

種々の状態の畑の違い、雑草の違い、畑の高度深の違いや土壌改良対策などの見学をはじめ、畑やプランターへの生ごみの投入の仕方や草刈りなどの実践、そして元気野菜作りのコツなどの座学・・・と、内容の濃い研修になりそうです。夜は古民家で、食事をみんなで作り、まき風呂を焚いて・・・なかなか現代ではできない体験ができそうで、とても楽しみです。あとはお天気を祈るのみです。

・・・このような研修を積んで、是非元気野菜作りを保育園だけでなく、お母さんたちにも広げ、地域に広げていきたいという思いを持っています。そうしなかったら、食品添加物・有害化学物質・排気ガス・電磁波・放射能・・・・こんな食べ物も、水も、空気も汚染されていく中で、子ども達の身体がとてもとても心配です。できる事からやっていかないと、取り返しがつかないほど地球は汚染されていってしまいます。・・・・と、今年度はこんな課題をもって一歩ずつ取り組んでいく所存です。