3~5歳の異年齢クラスのある日(先週)の日誌(一部)です。異年齢クラスのメリットが出ているものだったので紹介します。保育士の“見守り”があったからこそだと思います。
≪ おやつの時間の出来事。 帰りの準備の後、テーブルを拭きながら人数を数えてグループ分のおやつを取りに来るのは年長児の役割。好きや嫌いな子の人数もしっかり聞いて教えてくれる頼もしい存在になってきた。ジュースの分配も頭を使っているようで、均等になるよう少しずつ全員のコップに入れたりもできる。
「いただきます。」まではテーブルの中央に置いてこぼさない工夫もできている。それでも失敗した時は“雑巾とふきん”の区別をして拭けるようになった。
先日、年少児のA男が豆乳のほとんど全部をこぼしてしまった。グループ内は飲み終えた子もいて、お替り分もない。
その時に、飲み終えていなかった年長のK子は「A君にあげようか?」とコップに入れてあげた。誰に言われたわけではないのに、何という配慮・・・。それを見ていた隣のグループのH子は、自分のグループのお替り分をK子に分けてあげていた。優しさの輪が広がっている様子を見ることができ、それぞれの子どもの成長を感じると共に、このような優しさを受けた年中・年少の子が他の子に対して今の行動を見習って、次はやってあげる側になってくれるだろうと思う。 さりげない優しい行動…「花さき山の花が咲いたね!」と、子ども達と話し合った。≫