当園では毎年2回(6月頃、11月頃)、子ども達の足型を測定しています。昭和60年の頃は草履は着用していましたが、ハイハイ運動はしていませんでした。この頃の4.5歳児の完成児は約5割程度でした。ハイハイ運動が始まった平成8年以降は上昇し、年長児になると7~8割の完成児が出るようになりました。平成15年度以降は3~5歳児の異年齢クラスになりましたが、17年度以降は4歳児の割合が増え、19年度以降は3歳児の割合も増えています。ちなみに昨年度は2回目の測定で、年少児が70%、年中児76.1%、年長児77.7%という結果でした。毎日のハイハイ運動の際、年少児は年中・年長児の良い見本があるので、頑張って身体を動かしています。異年齢の効果はこんなところにも出ていると思います。ちなみに靴下に靴の生活では、土踏まずが完成するどころか、足指の骨の変形を招きかねません。1年を通して裸足と草履を励行し、就学してもできるだけ裸足の生活を心がけて下さい。一旦完成した土踏まずも、歩行不足などで不完全になってしまうこともあるそうです。
足型
2009/08/10