ふるさとだより

セロトニンを鍛える歩き方

2010/01/27

先日成田奈緒子先生の『セロトニン講座』の冊子を紹介し、セロトニンを鍛える五箇条等を紹介しました。・・・脳内のセロトニンを分泌する神経の働きが活性化すれば、脳や心に良い影響を与えるということでした。

一番手っ取り早い方法は・・・。基本的に身体を使うこと。誰でも簡単にできることは歩くことですよね。その効果的な歩き方を 東邦大学医学部教授の有田秀穂氏が次のように言っています。 そのポイントは、“言語脳である左脳を働かせずに右脳だけで歩く ”のだそうです。スポーツクラブなどで、マシンにTVが付いているものもあるらしいですが、TVを観ながら等、何かを“しながら”ではセロトニン神経はあまり活性化しないそうです。ウィンドーショッピングをしながらも勿論だめ、同伴者とおしゃべりをしながらも効果は落ちるそうです。BGMも歌詞やメロディーには情感が込められてしまうと、言語脳が働いてしまい効果は落ちてしまうそうです。ですから、ただひたすら歩くこと、できれば早朝、朝食前に朝日を浴びながら歩くとより活性化につながるそうです。 早朝が難しければ、通勤時や昼食後の昼休みを利用して、最低5分以上、意識して頭を空にして歩くことに専念するとよいそうです。セロトニン活性によって、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促すことにつながるそうです。メラトニンには、良い睡眠を促すと同時に、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する作用があるようです。毎日5分~30分未満を3ヶ月。3ヶ月以上続ければ、セロトニン神経の遺伝子に影響を与え、セロトニン神経の構造を担っているタンパク質の構成がかわり、簡単に言えばセロトニンを高レベルで維持できる態勢に変わるそうです。セロトニン神経も筋肉と同様鍛えられるのですね。うつ病やキレるのはセロトニン欠乏によると言われています。できるだけ鍛えておきたいですね。