どこからともなく“あしなが蜂”が飛んでいることがあっても、巣が見つからなかった。・・・が、それから間もなく園長が、園舎裏の軒下に大きな巣があるのを見つけ、別件で先日ダスキンにお願いしたばかりだったので、今回も駆除をお願いした。少し年配の女性の方がまず見に来てくれた。夕方また来ます、と言って夕方約束した時間に同じ女性がおひとりで見えた。まもなくビニールに入れた大きな蜂の巣を持って来てくれた。「お一人で取って下さったのですか?」と伺うと、「事務所に戻ったら、それぞれに仕事に出ていたので、一人で来ました。」と言うのです。私だったら怖気づいて、何も手を出せないだろうと思ったので、驚いたと同時に凄い達人だなあと思って、社長さんにお礼のメールを入れた。・・・そうしたところ、過日朝日新聞全国版に乗った記事のFAXを頂き、改めてあの女性は“本物”の方だと感動したので、その記事を紹介します。・・・・・この会社の社長さんは、いつも社員さんに「お客様に感動を与える仕事をしよう」とおっしゃっているそうです。
朝日新聞記事より ーミツバチ駆除せず良かったー (茨城県下妻市75歳女性) ≪温室で野菜を作っています。水をかけようと思い、中に入るとブンブント小さな音がするのに気が付きました。よく見ると、たくさんの小さなハチが、温室のガラスが巣になっているのかと思うほど、」直径20㎝くらいにびっしり固まっていました。驚いてハチを駆除してくれる業者に相談しましたが、料金が高く、別の業者に電話してみました。そこでは料金のことは言わずに私の話を詳しく聞いてくれた後、「スズメバチでなく小さいハチなら、たぶんニホンミツバチではないかと思います。一時は絶滅の危機にあったようで、貴重な存在です。何かに襲われて逃げてきたのかもしれないし、雨で寒いから少し休んでいるんじゃないかな。そっとしておけばすぐいなくなると思う。大変でしょうが、軒先を2,3日かして上げてください。」というのです。 この言葉を聞いて、私は胸がいっぱいになりました。翌日の午後、いつの間にかハチたちは旅立っていました。あわてて駆除しないで本当に良かった。早速業者の方に、ハチが移動して行ったこと、電話のことばがうれしかったことを伝えました。≫