ふるさとだより

日本語の誤用

2015/08/04

子ども達に接している私たち大人は、正しい日本語を使わなければならないとは思っていますが、色々な言葉が氾濫しているので、どれが正しくてどれが誤っているかがわからないものもたくさんあるような気がします。「らぬき」言葉もその一つです。中村学園大学教授の占部賢氏の連載の中にいくつか出ていたので紹介します。

例えば、《「なので」は、「雨が降りそうなので、傘を持っていこう。」というように、上の文につなげて使うのが鉄則です。しかし、「雨が降りそうだ。なので、傘を持っていこう。」というのは誤りなのです。》

たしかに、「なので」を文頭に持ってくる話し方をよく耳にします。アナウンサーまでも口にしていなかったかなあ・・・。

又、《「とんでもございません」は、「とんでもない」を丁寧に言ったつもりでしょうが、そんな言い方はしない。敢えていうなら「とんででもないことでございます」とでもいうしかない。「とんでもない」はこれで一つの単語なのです》

これは私も使ってしまっていました!

それから、カタカナ語が多いのも困りものです。日本人なのですから、日本語で言って欲しいと思うことがよくあります。 例えば、“カウンセリングマインド”というのは、「聞き上手」と置き換えられるとか。この方がずっとしっくりいくと思いませんか?