6月末に年長さんが漬けた梅…。あれから1ヵ月がたち、明日は土用の丑の日です。ついに梅を干す時がきました。重石を寄せても梅は浮いてきません。梅と塩が混ざり合いちゃんと漬かっている証拠だそうですよ。
この作業も年長さんにお手伝いしてもらいます。梅を小皿にのいせて大きなザルに梅を1つ1つのせていきます。
この後3日ほど干します。これを「土用干し」と、いうそうです。土用干しは太陽の強い熱で殺菌、余分な水分を蒸発させて保存性を高める、太陽と夜露をあて、皮や果肉を軟らかくする、風味をまろやかにする、色をよくする等の効果があります。1日目2日目は日中は外へ、3日目は日中から翌朝まで干します。その間4~5回裏返しを行います。周りにはすっぱいにおいが漂いとてもおいしそうです。
今はまだ黄色っぽいですが、干すことであのおなじみの色へと変化していきます。干し終わったらビンに入れて保存。熟成させていきます。一緒に梅酢も干し、その後、濾過して煮立て、ビンで保存します。来年にはいい感じになっているはずです。梅酢は翌年の一年間、浅漬けに大活躍します。完成までもうひと踏ん張りです。とても楽しみですね。
栄養士 高野明代