2012年 5月

江戸しぐさ

2012/05/24

江戸時代の都である江戸は、世界屈指の大都市でした。そこで暮らす人々は、知らない人とも上手にかかわり合うマナーを工夫していたようです。それが「江戸しぐさ」なのです。

肩引き・・・・人込みですれ違う時、お互いに肩を引いて体を斜めにして通り過ぎること。

腰浮かし・・・・(混んでいる狭い船などで)座っている人は、順番に腰を浮かして拳(こぶし)1個分を詰め、一人分の席を空けてあげること。

三脱の教え・・・・初対面の人には、年齢、職業、地位の三つは聞かないこと(先入観を防ぐため)。

傘かしげ・・・・・雨の日に往来ですれ違う時、お互いに自分の傘を外側に傾けること。

一人一人がこんな心がけ(マナー)を持ち合わせていれば、先日渋谷駅であったナイフで人を指してしまうような事故は起こらないでしょう。

みんなで 空豆むいたよ (*^_^*)

2012/05/24

畑には、夏野菜の花が咲き始め・・・子どもたちは、虫さがしに夢中!!園庭は緑がいっぱいで、日蔭をうまく使って遊んでいます。

 

朝の指先活動の時間には、全部のクラスに「空豆」むきをしてもらいました。

かたい莢の中には、絵本に出てくる「ふわふわベッド」。 さあ!何個のお豆が出てくるのでしょう!

小さい子の中には、思わずパクリ!。その気持ちもわかるような気がしますね !(^^)!

お豆は、莢の中で お豆のおへそがあって くっついていて そこから 栄養をもらっていましたよ!

子ども達には、お母さんのおへそとつながって、栄養をもらって大きくなって生まれてきたんだよ。同じだね!・・・と。

終わった後は、莢にマーカーでお絵描きしたり・・・

空豆の莢のお人形のできあがり~です!

おやつの時間には、あ~あのお豆だぁ~と、にこにこしながら食べていました。

 

お手伝いのしやすいお野菜が豊富な季節になってきました。どうぞ、ご家庭でもお手伝いからお野菜に触れる機会をつくっていただくことで「苦手なお野菜もたべちゃった!」の声がたくさん聞かれますように。                       栄養士    箱守 美智子

 

 

 

 

 

 

いただきます&ごちそうさま

2012/05/23

今朝の筑波山の頭にはこんな笠をかぶったような雲が見られました。北の方角には日光連山もくっきりと・・・。昨日の雨で、空気中のゴミが洗い流されたのでしょう、済んだ空気がとても心地よかったです。

「いただきます」と「ごちそうさま」・・・・・このような食前食後の挨拶はヨーロッパの言語には見当たらないようです。どちらの表現も、食に携わったすべての人に対して使う感謝の言葉です。食材を育てた人、買った人、調理した人、給仕した人、そして食べ終わった後に片づける人、食器を洗う人、さらには、食そのものを与えてくれた神や仏、あるいはお天道様(太陽)といった、目には見えない大いなる存在に対する、「ありがとう」の気持ちが込められています。したがって、食前食後の感謝を表す挨拶表現がない国の人たちは、「いただきます」「ごちそうさまでした」を、「とても素敵な表現ですね」と感激すると言います。

保育園でも食前には、「お父さん、お母さん、ありがとう!  神様、いただきます!」と手を合わせています。

いま一度、「いただきます」「ごちそうさまでした」の感謝の意を見直してみませんか?

ハイハイ運動の後のお楽しみ♪

2012/05/23

このところ、日々の気温の差が大きいですね。

5月も終盤に入り、もうすぐ6月、梅雨の季節となります。

ますます体調管理には、気をつけたいと思います。

いちご組のお友達も、体調をくずすこともあり、なかなか「全員集合!!」というわけにはいかないのですが、

毎日みんなで明るく・楽しく過ごしています。

毎日のハイハイ運動の後に子ども達の大好きなボール遊びやたいこ橋(大きな半円の輪)遊び等を取り入れています。

ボールを転がしたり、上に乗ったり、はじめは手がパッとでなかった子も今ではこのとおり。

そして、たいこ橋の上で、みんなで仲良くユ~ラユラ。

最近では、お友達同士の関わりも見られるようになり、

ちょっぴり「いちご組」の仲間意識?も出てきた、楽しいいちご組です。    まさよ:記

発酵型の土

2012/05/22

西日本新聞に毎週1回、吉田俊道先生(長崎在住)の≪作ろう!菌ちゃん野菜≫が連載されています。そこには、・・・理想的な土でなければ、農薬をかけないと野菜はどうしても害虫だらけになってしまう。でも土を発酵型に変えさえすれば、野菜は一層おいしく、害虫は大変少なくなるという世界があります。病害虫が激減すれば、農薬をかける必要だってなくなります。それを多くの市民が実証したら、プロの農家だって「農薬なしには消費者に高品質の野菜を提供できない」などと言えなくなるでしょう。そして、そんな頑張る農家を消費者が支援する。それが私たちの願いなのです。”   (当園でも吉田先生の教えに傾倒し、実践中で、同様の活動仲間のMLに参加して情報収集をしています。)

弘前のリンゴ農家木村秋則さんが、散布する農薬に奥さんが過剰反応して体調を崩したことをきっかけに、無農薬リンゴ栽培に挑戦されたことはTVでも放映されてご存知の方が多いと思います。木村さんは、10年近くも収穫がなくお金もなくなり、自殺を考えながら、あてもなく山道を歩いていくと、自然の中で、ふかふかの土に育つどんぐりの木が茂っていたのを偶然目にします。そこには害虫はなく、蝶やバッタ、こがね虫、ハチやアリ等、生命があふれ、すべてが循環していたそうです。これを見たとき、この環境こそが求めていたもの!と無農薬に取り組み始めて9年目にしてリンゴの花を咲かせたという、超感動的な話を思い出しました。この「ふかふかの土」こそ発酵型の土なのです。

毎日田んぼの周りをジョギングしていますが、田んぼの近く、畑の近くに除草剤が撒かれているのを見ると、悲しくなってしまいます。子ども達が口にするものは、絶対に安心・安全なものを!と思います。すべてが安全で安心なもの・・とはいきませんが、極力最小限にしたいのはだれでも思うところです。

先日のブログで、園でできた生ごみ堆肥(発酵型の土)を、今週からお分けする予定でしたが、生ごみを入れて1か月以上経つと土が熟成していいそうなので、来週からお分けいたします。何人かの方に声をかけて頂いておりますが、来週までお待ちください。