2011年 12月

一年間、本当にありがとうございました。

2011/12/28

今年、震災及び放射能汚染というかつて経験したことのない災害に見舞われました。東北に比べたら、こちらは大したことはありませんでしたが、それでも当園にとっては、大きな転換があったのです。震災直前には、園庭の東側に新園舎建設を予定していたのです。ところが震災があってすぐに、辞退をしてしまいました。それは多額の補助金を東北に使ってもらった方がいいととっさに考えたことと、文化財保護地区のため、建物の基礎を僅か50㎝しか掘ってはいけないと文化庁から言われていたことがあったためです。しかし、間もなく現園舎の暖房の配管が壊れてしまって使えなくなってしまったことなどがあり、今の園舎を耐震化しながらリフォームできないかという考えが湧いてきて、再度申請をするに至ったのです。しかし、文化庁の許可がなかなか下りず、やっと12月に下りたため来月からの着工に至ったというわけです。こんな時期だからこそ、今ある建物を利用できるところは利用して、リフォームすることの方がやはりよかったのではと思っています。

保育をしながらの工事になるので、手狭な環境になってしまいますが、それでも工事中の体験はきっと良かったと思えるようになると思います。子どもは順応性は高いし、たとえどんな環境からでも工夫が生まれてくると思うのです。東北の人たちの仮設住宅生活に比べたら、何でもできると思うのです。ですから、今回の震災の体験は、必要なことだったのかもしれません。こう考えればよかったのだと思えます。

今年の保育は今日で終わりましたが、来年は竜の年。私は竜が大好きです。完成の際には竜の置物を玄関ポーチに置く予定で製作を依頼しています。当八幡宮には竜の伝説もあるし、竜神様も守って下さっています。その竜の年に保育園が新たに生まれ変わることは、やはりシンクロニシティーだと思っています。

・・・理解ある保護者に恵まれ、やる気のある職員に恵まれ、本当に仕事がしやすい環境であると思っています。そして、素直な元気な子ども達に囲まれて今とても幸せです。今年一年間本当にありがとうございました。感謝!

皆様がご健康で、良い年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げて今年最後のブログとさせていただきます。

保育納めです。一年間、ありがとうございました!

2011/12/28

うさぎ年の締めくくり。今日で一年間の保育終了です。

ぶどう組では、ハイハイ運動の後、みんなの大好きな「大根抜きゲーム」「じゃんけん列車」で、運動おさめ。

そして、指先活動の時間には、お世話になったロッカー整理をし、来年から気持ちよく使えるように準備播但。

年少さんも、この一年で、自分でロッカー整理ができるようになりました。

お昼は、これまたみんなの大好きな「おべんとうデー」、陽の当たるホールで、みんなで美味しく食べました。

発表会も楽しく終わり、今日は思いっきりコーナー遊び・外遊びで元気いっぱい、寒さも何のその・・・。

そして、おやつの後、本の読み聞かせの準備ができるまで、子ども達はそれぞれ絵本を読んで待っているのですが、

み~んな落ち着き、本に夢中。担任二人で、思わず「すばらしい!」と言ってしまいました。

この時間、ちょっとしたことでトラブルが起きたり、ウロウロしてしまう子がいるのですが、一年を締めくくるかのように、この落ち着きよう。

実は、前日絵本の整理をしながら、子ども達の絵本コーナーの本も入れ替えました。敏感なこども達はすぐに反応。

で、このようなことになりました。やっぱり、子ども達って絵本が大好きなんですね。

子ども達に、「ウロウロしないで」と言う前に、環境整備。環境が整備されれば、子ども達は自然に落ち着く・・・。

年の最後に、改めて、子ども達に教わった気分でした。

最後に、これまたみんなの大好きな「ぐぎがさん・ふへほさん」の絵本を楽しみました。

「ぐぎがさん、ふへほさん」ことばで、「みなさん、よいおとしを」ナンテ言いながら、師走の忙しいひと時を、楽しく過ごすことができました。

一年間、ありがとうございました。皆さま、良いお年をお迎え下さいマセ♪

ちえ:記

今年は・・・・

2011/12/27

今年も残すところあとわずか・・・。今年の保育はどうだったかと、自分に問うてみる。当園の職員のタイムカード脇には以下の“三省”を掲げています。

・子どもの存在を丸ごと信じただろうか。

(子ども自ら“育とうとする力“を持っていることを信じ、子どもといえども立派な人格を持った存在として受け入れることによって、見守ることが出来るのです。)
・子どもにまごころを持って接しただろうか。
(子どもを見守るということは、人格が伝わっていくということを理解し、偽りのない心で、子どもを主体として接することです。)
・子どもを見守ることができただろうか。
(子どもを信じ、真心を持つことで、初めて子どもを見守れるのです。)
さらに“躾の三原則”として、①朝のあいさつ ②ハイの返事を元気よく ③履き物をそろえる。
このようなことを常に意識していないと、ポイントがずれてしまう。
外見だけ整えても、やはり“心を豊かに”育てられないといけない。モノと心を調和させ両輪にして走ってこそ本当の成功につながるというのを聞いたことがあるが、その通りだと思う。日本人は昔から自然と生命を分かち合い、一体感を持ち合わせて来ている民族だ。そして地球は太陽、月をはじめ宇宙のあらゆる命と繋がって生きている。その中で、畏敬の念、感謝の心、報恩の心が培われていくのだと思っている。
日本は、この大震災を経験したが、世界の世論を見ると、世界のベストカントリーのひとっつとして評価されているそうだ。教育も医療も経済も科学技術も世界のトップクラスはいうまでもないが、特に、自然と調和し自然を敬ってきたことが素晴らしいことだと思う。しかし、問題は日本人自身の自己評価は世界でなんと90位なのだという。
日本は素晴らしい国だということを、子ども達に伝えていかなければならないと思う。
来年は、もっとこんなところにもスポットを当てて子ども達に接していきたいと考えている。

楽しかったね!!もちつき会!

2011/12/27

 

今日は、全園児でおもちつき会に参加しました。

今年も卒園生のおじいちゃんの市村さんにつき方をお願いし、おいしいおもちを頂く事ができました。

目の前できねとうすを使ってつくのを見る事が出来る機会も、今ではほとんどないので、子ども達にとっても貴重な経験になりました。

自分たちも小さなうすでぺったんこ!ぺったんこ!!体全体できねを振り上げ頑張っていましたよ♪

おやつでは、さっそく出来たてのおもちをおかわりしてたっぷり頂きました☆とってもおいしかったです!          吉田:記

もうい~くつ寝るとお正月~♫

2011/12/26

冬至がすぎ、クリスマスがすぎ・・・そうすると、もう今年もあとわずかですね。保育園でもすでにクリスマスツリーにかわり、獅子舞や門松の登場となります。朝からHさんが恒例の門松づくりを始めていました。園の周りは、冬休みに入った学童さんが、きれいに落ち葉を掃き集めてくれていました。

玄関の獅子舞

門松づくりの準備

学童さんがお掃除を

そして、明日は「お餅つき」です。給食室では、子供用のうすと杵を洗ったり、もち米を浸したりと・・・。

年の終わり~新しい年を迎えるこの時季は、昔からのいいつたえや行事食に触れる機会がたくさんあります。家族で過ごす時間もありますね。おじいちゃんやおばあちゃんにいろいろなお話を聞けるチャンスです。大人が子どもに伝えていく・・・とっても大事なことですね。長いお休みに少しでもそのような時間が持てたら嬉しいです。

そしてそして・・・今日の職員の休憩に登場した「初夢漬け」のご紹介です! Tさんが、テレビで紹介されていたものをご主人と出かけ、買い求めてきたのでと、いただいたのです。 さっそく、調べてみました。

初夢漬け

千葉県匝瑳市   初夢漬け

初夢漬は天明元年(1781年)より220年余の歴史を有する銘菓です。茄子という野菜を菓子にするという独創性で、全国でも稀な和菓子の逸品です。茄子を江戸時代には高価品であった砂糖でじっくり煮込み、さらに砂糖を雪のようにふりかけてつくられます。

名の由来は「一富士、二鷹、三茄子」の昔のことわざからきており、夢に見るものの中ではめでたいもの、とくに正月の初夢でこれらを見ると大変縁起がよいといわれてきた故事にあやかり命名されました。

安政年間には朝廷に献上され、明治44年、時の皇太子(大正天皇)が当地へ訪れた際には御買い上げされたほどの菓子で、茄子をまるごと食べられる逸品です。

味は野菜の茄子を菓子にするという独創的なイメージ通り、鮮烈な自然味ある独特な風味ですが、歯切れがよく一度味わうと忘れられない味になります。

      なすのような感じでなく、マロングラッセのようなかんじかなぁ~・・・   おいしかったです!

                                      栄養士   箱守 美智子