2011年 7月

著書紹介

2011/07/26

 『ステラマリスと翼の少女』 あさぎ清歌著

 起こるはずのない原子炉の事故により、世界は放射能で包まれた暗黒の世界となった近未来・・・。赤い河、見渡す限りの砂漠、有毒の風、荒廃した街、デジタル図鑑でしか見ることのできない植物たち。諦めの世界で生まれ育った少年“僕”は、ステラマリス(地球)から白い羽をもらった不思議な少女と出会います。少女が話してくれた世界では、空は青く、海は深く、ジャングルは緑だったといいます。少年は世界の話を聞き、「どうして誰も守らなかったのだろう。」と嘆きます。

この本は、今年3月11日の大震災・原発事故が起きる、昨年4月20日、なんとちょうど1年前に書かれた本です。こんなこともあるのですね。環境破壊のなぜを呈するファンタジー児童文学。ルビがふってありますから、小学校高学年生なら読めると思います。この夏休みにいかがですか?

おはしにチャレンジ!

2011/07/26

 今日は、1週間ぶりのプールあそびができました。

朝から楽しみに登園してきた子ども達は、大満足です(^v^)

 さて今日の指先では、おはしの練習をしました。

お腹をすかせた、カエル・ウサギ・クマ達のお口におはしを使って、食べ物にみたてた一口大に切ったスポンジを食べさせてあげるあそびです。

 「おいしいってたべてるよ」 「ごはんたべてね」と会話しながら、とても集中して何度もチャレンジしていました。

お家では、おはしを使っているというお子さんも増えて、給食でもフォークのほかおはしも用意してもらっています。 関口:記

北風のおくりもの

2011/07/25

先週は台風の影響で北風が吹き、この季節とはおもえないほどの涼しい日が続きました。木曜日のプールが金曜日に延期になり、水は汲んだものの、先入れる気温ではありませんでした。そこで考えたのが、プールの水を利用しての色水遊び・・・。

園庭中に分散された赤、黄、緑、青、ピンクのバケツに子ども達は大騒ぎ!「何なの~?何が始まるの~?」と興奮しながら、いざ園庭へ・・・。

普段えのぐを使っていても、こんなに大胆に色を混ぜてみることはありませんでしたから、「赤と青でむらさき、赤と黄色でオレンジ、色んな色ができるね。」とあちこちで実験が始まり、ままごとに使ってジュース屋さんが店開きしたりと、しばらくの間熱中しておりました。

十分色水遊びを楽しんだ後は…虫探し。大きなカブトムシを発見!

そして最後は大胆な泥んこ遊びに発展。

涼しい北風のおかげでいつもとちょっと違った夏の遊びを体験できました。

今週は夏らしい暑さも戻って、明日はプールで元気な歓声が聞かれそうです。    ひとみ:記

土用干し

2011/07/25

先週は21日が土用でしたが、台風の影響で、お天気も不安定の上、気温も低かったので、梅干は干せませんでした。

今日は30度を超しましたが、比較的爽やかでしたので、指先の時間に年長さんが樽から出して、ショウギに並べました。手慣れたもので、慎重かつ手早に並べることができました。いいにおいの梅酢ができていました。3日3晩の土用干しのあとは、甕(かめ)に保存して、給食で頂きます。梅酢も有効に使われています。梅干は、日本伝統の発酵食品の代表です。子ども達もよく食べる子が年々増えています。

畑の土づくりをし、苗を植え、成長を観察し、野菜を収穫して、絵を描き、食する。梅干を作る過程に携わり、干しているのを毎日見ている。・・・こういうことが、食への関心をより高めることにつながるのだと、つくづく思います。

その時期にしかできないことをしっかり体験させていくことは、季節感がなくなってきている昨今だからこそ、大切なことだと思います。

お客様

2011/07/22

 筑西市のデイサービス“凛”さんの2度目の来園です。昼前に管理者の落合さんから電話が入り、今まで暑くてどこへも出られなかったけれど、今日は涼しいから、是非子ども達に会いたいと、お年寄りの方々の要望なのだそうです。

子ども達も20日・21日と台風でプールができなかったので、今日こそは!と楽しみにしていたのですが、気温が低いため中止になり、がっかりしているところでした。おじいちゃん・おばあちゃんとの交流は、2回目ということもあって、会話も楽しめるようになってきて、お年寄りのためにも、子ども達のためにも良い刺激&経験に繋がりました。

またいらして下さるのを楽しみにしています。