2011年 6月

お味見タイム

2011/06/21

昨日は降園時~閉園まで、お味見タイムでした。去年の夏から実施している大宝保育園オリジナル企画です。始めたきっかけは、「子どもが家で作ってほしい!というので、そのメニューのレシピがほしい・・・」という保護者からの申し出があり、レシピを栄養士が用意して渡したところ、「保育園のとは、違うんだよ、と、子どもが言うが、味見ができたら嬉しい!」・・・こんな声から給食室がこたえて、毎月19日前後(19日は食育の日)に栄養士が玄関前にその日の献立を再度熱を通したり、冷やしたりして気遣いながら、お母さん方の反応を直に見るために自ら立っています。お味見はお母さん方が多いですが、おじいちゃんやおばあちゃんも立ち寄ってくれています。夕方暗くなると、玄関内に引き揚げますが、時間外保育利用のお母さん方は、お腹がすいている方も多いので、特に喜んでいただいています。

子ども達は、日々どんなことをして過ごしているかは、毎日のブログで共有いただいていると思いますが、給食の味までは届けられないので、味の共有というところでは、とてもグッドな企画だと思います。これからも利用していただいて、ご家庭の一品に添えられたら、お子さんとの会話がより弾むようになると思います。・・ただくれぐれもその場で召し上がっていただいて、家に持ち帰ることは絶対に避けて頂きたいと思います。もし、お腹でも壊したら、この企画はストップしてしまいますから・・・。

これからも、給食に限らず、何か知りたいこと、気づいたことがありましたら、どんどん声を届けて頂きたいと思います。直接声をかけにくいという方は、玄関に投書箱≪みんなの声≫もありますから、お気軽にどうぞ・・・。

今日はお誕生会!!

2011/06/21

今日は6月生まれのお誕生会がありました。

お名前を呼ばれ、みんなの前に出ると、嬉しいような恥ずかしいような・・・♫でもやっぱり楽しみにしていたお誕生会ですから、ニコニコ笑顔の子どもたちでした。

ヘンゼルとグレーテルのお話タペストリーを見たり、落ちた落ちたゲームをしたりと盛り上がりました。

お給食もみんなでおかわりをして、モリモリたくさん食べ、おいしく頂きました。冷たいゼリーは格別おいしかったようですよ♪     恵美子;記

うめジュースつくったよ!

2011/06/20

  年長さんのご家庭に回覧していた「食育絵本」も、約1ヶ月の間に皆さんに読んで頂き終了・・・たくさんの感想をいただきました。

 ありがとうございました。

そして、16日・17日と「うめジュース」づくりに挑戦!!

     まずは、つめブラシをつかって、きれいに!

そして、丁寧に つまようじを使って・・・傷をつけないように「へたとり」を。

「青梅」は、ぜったいに食べてはいけないことも、話しました。

やさしく拭いてから、ビニール袋に入れて、冷凍庫に一晩しまい、凍らせました。

そして、翌日には・・・

氷砂糖と凍らせた梅を、一人ずつ交互に、保存瓶に入れていきました。

 最後にみんなで、

「おいしくなあれ!」のおまじないを・・・

                                    

 

午後からは、食育ビデオを見て、絵本の確認・・・

 そして、食育ポスターの色塗りをして、お持ち帰り・・・

 大型食育カルタの絵合わせゲームで、大張りきり!!

みんな、みんな とっても元気な年長さんです。

  さてさて・・・うめジュースは、どうなったでしょう???

        これは、17日に入れたばかりのものです。

    そして、20日月曜日は、こんな感じ!

     毎日、1~2回振って、梅エキスと氷砂糖をなじませます。

 来月の「園内みこし」にお家の方と一緒にいただきましょうね(*^。^*)

      栄養士  箱守 美智子

エクレール お菓子放浪記

2011/06/20

これは作家、西村滋氏の著書『お菓子放浪記』を映画化したものです。先日の土曜日に東京で西村氏の講演会がありました。西村氏は7歳でお母さんを、9歳でお父さんを亡くされ、天涯孤独になり、様々なつらい経験をしたそうです。戦時中の貧しい時代、警察のお世話にもなったそうです。ある時菓子パンが食べたくて、お金がないので盗んでしまったら、ものの5分もしないうちに、食べないうちに捕まってしまったんだそうです。刑事さんに連れられて、鑑別所に連れて行かれる途中のバス停で、刑事さんが売れ残りの菓子パンを2買ってくれました。2つだから、刑事さんと一つずつ食べるんだろうと思っていたら、2つとも食べていいと言われました。今まで、1つのものを一人で食べた経験がなかったそうです。何でも大勢で分けてきたのです。どんなに感激したことでしょう。だから、この刑事さんをがっかりさせないようにしなければ、刑事さんのためにも世の中のためになる人間にならなければ・・・と固く思ったそうです。この刑事さんに対する強い感謝の思いが、『お菓子放浪記』という素晴らしい本に仕立てあげたようです。真剣に向き合った!とおっしゃっていました。この映画がまた素晴らしいようです。ロケ地はなんと津波で跡形もなくなってしまった、岩手県の風光明媚な海岸地だそうで、これも余計に見たい気持ちにそそられます。予告編では子役がすばらしい演技をしています。“お菓子になって、みんなの心をやさしい気持ちにしてあげて”というくだりに胸が打たれそう・・・です。戦時中は、特にお菓子は子どもにとっての憧れです。

この映画は全国どこでも…というわけではなく、7月16日に栃木県で行われるようですが、茨城県では予定は今のところありません。興味のある方はネットでご覧になって下さい。

研究報告&本日のお客様

2011/06/17

一昨年と昨年と、現在の1年生の保護者にアンケートをお願いしました。これは、大学(実践女子大&和泉短期大学)の先生方の研究に使われたもので、当園と横浜の幼稚園でのアンケートを元に行ったものです。タイトルは「母親が感じる育児上の“困難”に関する研究(4)-1年後の追跡調査ー」というものです。先日報告書ができてきたので、一部を紹介します。

ここでは、子どもに関する育児上の苦労では、「苦労なし群」の子どもの方が、早寝早起きの傾向があり、睡眠時間も充実している割合が高く、睡眠のリズムが確立しているという結果が出ているので、やはり早寝早起きは幼児期には特に意識して努めてもらいたいことだと思います。(これについては例年、文教大教授・成田奈緒子先生の講演会を実施しています。今年度は9月6日(火)に予定しています。)

それから親の苦労の要因は、「自由時間がとれない」ことにあるようです。早く寝かせて、自分の時間をとったり、土日については、家事に追われつつ、趣味や団らんの時間を確保しようとしていることにあると推測されます。その結果睡眠時間が削られて疲労感が生じ、自由時間が取れないということにつながっていると推測されるようです。…子供が小さいうちは、いつも付きまとわれて自由な時間が取れないとイライラにつながりますが、そういう場合は、たまの日曜日に、夫や友人に預けたりできるといいですね。そんな友人を日頃から作っておくといいのでは?と思います。持ちつ持たれつの友人を・・・。親同志がが仲の良い関係を作っておけば、子どもも社交的になります。“コミュニケーション能力”は今一番要求されるものです。人とかかわる力をつけるためにも積極的に機会があれば外に出ていくことは大事だと思います。

それと、自由記述の中に、興味深いものがありました。 地域社会や今の社会に対しては、①公園とママ友達がほしい。②周囲とのかかわりを持ちたい。③昔の大家族にあこがれる。核家族では子どもの逃げ場がない④地域ぐるみで子育てがしたい。⑤もっと運動できる環境がほしい。⑥障害のある子どもとその親をもっと理解してほしい。⑦こどもが自由に遊べる場所が少ない。⑧年配の人からしつけられる機会がない。⑨近所に頑固おやじが見当たらない。⑩温故知新⑪子どもの夜遅い塾通いは疑問、学校の存在感を大きく。⑫子どもに勉強させすぎ。⑬今の子どもは忙しすぎる。⑭情報が多すぎてゆったりと育児ができない。⑮一人での外遊びが心配。少子化でクラスの数が少なく子ども同士の交流が少ない。⑯世の中の将来に不安がある。⑰思いやりのない人が多い。⑱自分の利益ばかりを考える親が多い。⑲最近の子どもはマナーがなっていない。⑳しつけは親がするもの。自分で決められない子どもが多い。・・・・・・等、様々な意見に加え、非難・注文もあったようです。    こういうことが少しでも解決されていく方向に行けたら…と思います。

今日の午後、筑西市にあるデイサービス“凛”の方々が、アジサイを見にいらしたついでに、立ち寄って下さいました。先日、参拝に行った際子ども達と出会っていたのですが、ここの境内の緑がとても落ち着くといって何度でも来たい、子ども達にもう一度会いたい!とおっしゃっていたのだそうです。こどもたちにとっても嬉しい経験になりました。短い時間でしたが、始終にこやかな雰囲気でした。またお待ちしておりま~す。

 そうそう、畑のきゅうりを、とった方がいいよなどど教えてくださったり・・やはり大先輩のやさしいアドバイスも頂けて、お年寄りとの触れ合いは貴重です!可愛い、可愛いの言葉もいっぱい浴びせて頂きました。ありがとうございました。