11日(金)の発表会では、子ども達はぶっつけ本番の舞台でも緊張せずに、「あ~楽しかった!」との第一声が多かった事を聞いています。控え室でも、出番を待つ間は、折り紙やお絵描き・絵本等で結構静かにしていられたと言うことで、随分成長を感じています。子どもを信じる日頃の“見守り”があるから、劇本番でも、子ども主体で、大人が必要以上に動き回っていなかったのを感じた方も多かったと思います。毎週提出してもらっている日誌の省察・気づきから、見守りの一こまを紹介します。
《先日のコーナー遊び中、私の目の前で、マーカーで絵を描く年少男児(A)が、その近くには年中女児(B)が居た。そこへ年少女児(C)が、「マーカー貸して!」と言って来た。「Cちゃんのマーカーは?」と(A)が聞くと、「ロッカーの奥にあるから取れないの」と(C)。その理由を聞いてどうするかな?と思い、様子を見ていた。すると(A)が「いいよ、マーカー使って!」と答えた。そのまま黙って使おうとする(C)に、(B)がすかさず「Cちゃん、ありがとうは?」と(C)の行動を注意した。「ありがとう」とお礼を言い、(C)はマーカーを使い始めた。
(B)の口から自然に「ありがとうは?」の言葉が出たことや、快くマーカーを貸した(A)。一年のうちに、こんなにも成長するものなのか・・とあらためて感じた。・・しかし、これでは(C)の為にはならないと思ったので、「Cちゃん、ロッカーの宝物、かばんにしまって、中をきれいにしようね。」と、話した。(B)は末っ子ということもあり、私達にも甘えてくることもあるが、普段はさばさばと明るく、良い意味で自由な子だ。けれども、この時期になり、まもなく年長児になる自覚が出てきたことがうれしかった。
(C)の発言を聞き、「じゃあ、ロッカーの中を片付けて自分のマーカーを持っておいで」と言うべきだったかもしれないが、敢えて子どものやり取りを見守ったことで(A)の優しさや、(B)の成長を知ることができた一時であった。」
子どもへの対応は、時として言い過ぎてしまったり、大人の都合でジャッジしたり、采配を振ってしまったり・・・。でも、子どもの成長とともに、私達も成長できなければなりませんね。
・・・それから、今朝起きたら真っ白でしたね。ぼた雪ですぐになくなってしまいそうでしたから、朝の運動遊びは、ばなな組以上は外で過ごしました。みかん組さんも途中から合流。午後にはほとんどがなくなってしまいましたから、貴重な雪遊びでした。