園では、もも・ぶどう・めろん組の部屋の一部に、ピーステーブルならぬ、ピースチェアを設置しています。ここは、物の取り合いや、けんかになった時、ここに座って、納得いくまで話し合ったり、気持ちを落ち着かせる場所です。年少さんがけんかした場合には、年中児や年長児が仲裁に入ったり、一人ずつの気持ちを聞くときもあります。勿論年長同士の場合も誰かが仲裁に入って、ひとりひとりの言い分を聞いたり、お互いが気持ちを静めて話すときもあります。・・・ということで、大人が仲裁に入ることは本当に少なくなってきています。椅子に座ることで気分が変わり、座るやいなや「ごめんね」というときもあるようです。子どもだけで解決できることが多くなってきたので、大人は見守るだけですみます。
クラスによって、「じぶんのきもちをことばでいおう」とか「あいてのはなしをよくきこう」などと貼っておきます。
今は一般的に、“コミュニケーション能力”と“問題解決能力”が不足していると言われています。こういうことを、小さいうちからの積み重ねていければいいと思っています。大人が一方的にジャッジしてしまわずに、子どもの意見をよく聞くことから心がけていきたいですね。 (今日の写真はあくまでモデルです。争っていたわけではありません。)