ふるさとだより

天命を知る

2010/01/04

あけましておめでとうございます。子ども達は「早く保育園に来たかった!」といってくれる子もあり、元気で登園してくれました。・・といっても、親や兄姉の休みに伴い、2割程度は欠席でしたが・・・。

 まずは年頭に・・・。『論語』の中に、孔子が自分の一生を振り返って短く語った有名な一章があります。-私は15歳で学問に志した。30でやや自信が出て、ひとり立ちし、40歳でどうやら心の迷いがなくなり、50歳になると天の与えた使命が何であるかがわかり、60歳になると何を聞かされても耳に逆らわなくなり、70の年になると万事思い通りに行動しても、道からはずれることがないようになった。-(原文は、子曰く「吾十五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。六十にして耳順い、七十にして心の欲するとことに従いて矩をこえず」と。)

さすがに生まれながらにして優れた資質を備えた孔子ですが、やはり「完成者」となるにはやはり絶えざる努力があったと思います。このように年毎に格段の進歩がみられるよう、持続して「向上する意思」が貫かれたことが凄いと思います。

私の年では「天命を知る」の域、つまり、「天の与えた使命が何であるかを自覚する」というこということです。孔子は己に課せられた責務の重大さを知り、前にもまして真剣に人生と取り組む様子が伺えるので、もっと真剣に天命を考えなければならない年齢です。

今年も、世界の平和を目指して、先ずはできることから一歩ずつ。子ども達の健康や環境を良くするためのEM菌を広めることは継続したいと思っています。そして保育の質の向上を目指し努力しなければと、あらためて思いました。