ふるさとだより

お米の意味

2009/12/15

日本人は、はるか昔からお米を食してきました。漢字が伝わる以前から、稲は「いね」と呼び、米を「こめ」と言ってきたようです。日本の言葉には“魂が宿る”と言って『言霊』(ことだま)というものがあります。・・・例えば「稲」の「い」は「命」を、「ね」は「根っこ」を表していると言われています。ということは、「いね」とは「日本人の命を支える根本の草」と言えます。それでは、「米」の「こ」は物や願いを込めたり、これらを凝固すると言うことであり、「め」は「恵み」という意味でもあるそうです。つまり「こめ」は「命の恵みがいっぱい詰っている食べ物」ということなんですね。又は、「こ」は「子ども」であり、「め」は次から次に芽を吹くという意味もあるとも言われています。

日本民族が「こめ」を食べ続けることによって次々に元気な「子(こ)」どもが生まれ、家は勿論日本の国が次から次に「芽(め)=成果や実績」を出してどんどん栄えていくと言う願いも込められているのでしょう。

ちなみに頭部に“コメカミ”と言う場所がありますね。これは米を噛むと動くということらしいですよ。パンカミではないですよね。だから日本人はお米を食べよう!と言うことかもしれません。日本語ってすごいですね!