毎月一日(ついたち)は、年長児が(9時~9時半前)拝殿に参列し、正式参拝をしています。写真は、神妙な面持ちで、宮司(園長)の祝詞奏上に低頭しているところです。
古代より神祇官で行なわれていた祭事で、伊勢神宮をはじめ304座の祭神にご幣帛(へいはく)を奉り(たてまつり)、天皇及び国家の安泰を祈願してきました。明治初年に復興し、伊勢神宮の内宮・外宮でも行なわれています。私は学生時代の4年間を伊勢で過ごしてきましたので、1年生の寮生活時は、毎月一日早朝、教授群も揃って内宮の宇治橋に集合し、参拝してきました。たとえ雨が降っても、手水舎(てみずや)からは、傘をさすことなく姿勢を正して正殿まで歩いたものです。ちなみに、寮を出てからは、内宮の近くに下宿し、ほぼ毎朝内宮参拝を日課にしてきました。懐かしい思い出です。