昨夜、NHKのクローズアップ現代で、“言語力を鍛えろ”という番組をやっていました。人と話す機会が極端に減り、携帯電話の普及はより拍車をかけているようです。メールで済んでしまいますからね。園では、数年前からコミュニケーション能力をはかるための様々な取り組みを実践しています。写真は先月の年長児の食育(年長児)の様子です。盛り付けをしたサンプル皿を脇に置いておき、配膳する人が、「同じですか?少なくしますか?」と聞きます。配膳してもらう人は「同じでいいです。」或いは「少なくして下さい。」と答えられるようにしています。写真はたまたま年長児の様子ですが、この配膳の仕方は、2歳児クラスから実施しています。2歳児クラスでは「いっぱいですか?少しですか?」とスタッフが聞くと「少し」「いっぱい」と自分で食べられる量を考えて答えられるようになっています。4月の段階ではまだまだできませんでしたが、現在では全員が答えられるようになっています。もちろん以上児のクラスはどこも同様に行なっています。
また、以上児で、トラブルが発生した時には、極力その場で“サークルタイム”をとって話し合いをするようにしています。自分の意見を言い、人の意見も聞くということができるように・・・。
又、毎週木曜日の指先の時間には、小集団活動を1コーナーだけ設けています。ここでは大きな集団では自分の意見が言えなかったり、むやみに喋ってしまう子等のために、手を上げて指されたら答える、というような練習も実践しています。
小さいうちからの積み重ねが大事だと思います。