暑い時期には身体に熱がこもりやすい為、ついつい水分を摂り過ぎになってしまいますが、体内に余分な水分が蓄積しますと腎臓や心臓に負担がかかりやすくなってしまうそうです。この水分の代謝と熱のコントロールをうまく行なってくれる食べ物が、スイカ、キュウリ、ゴーヤ、トウガン等のうり科の食べ物です。 これらの食材は、食材自体に水分を多く含むため、体のほてりを取り去るとともに、カリウムやシトルリンといった利尿効果の高い成分も含まれているために、水分代謝の調節も行なってくれるそうです。又、暑さ自体も心拍数や血圧を上げてしまうので、夏は心臓に負担がかかってしまうそうです。東洋医学の考え方では、この暑さから心臓を守ってくれるのは苦味のある食材だそうです。 利尿効果と合わせて考えると、ニガウリやトウガンは苦味と利尿作用を合わせ持ったすばらしい食材ですね。玄米コーヒーなどの苦味のある飲み物も心臓を守る働きがあるそうです。・・・但し、これらのウリ科の食材は熱を取る働きが強いので、冷え性の方や冬場の食べ物としては適していないそうですから、体質や季節を考えて、利用するといいですね。 ★こんな一品はいかがですか?“ゴーヤのかりかり揚げ”①ゴーヤは長さ5~6㎝に切って、ナイフやスプーンで中のワタと種を取り除き5~6㍉の輪切りにする。②ボウルに衣の材料を入れて混ぜ合わせる。③せんべいは厚手のジッパー付きビニールに入れ、麺棒などでたたき粉にする。④②にゴーヤをくぐらせ、③をしっかりつける。⑤フライパンに油を入れ、中温に熱したら④をからりとするまで3分くらい揚げる。